「ペスト」(カミュ)

伝染病物は怖いのになんで買ってしまったんだ夏の私よ。怖い怖い言いながら読んでしまうのは怖いもの見たさなのかな。
これにも純粋すぎる人が登場しますが、映画の人が一人で行く道を選んだのに対して、こっちの人は人と共にある道を選んでいて、それがまた切なくなりました。病気の描写が怖すぎる前半で力尽きずに最後まで読んでよかった。でも切ない。ラスト付近のシーンで泣きそうになりました。
なんでもない普通の一日がどんなに大切なものかをもっと考えないとなあ、毎日をもう少し丁寧に生きよう、とか思う話でした。

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