「風の歌を聴け」(村上春樹)

主人公のスカしっぷりがどうにも我慢できません。
なんていうかねえ、もっと腹の底から叫んでよ!と言いたくなるのです。
斜に構えてるのがかっこいいと評価されるのは、選ばれた人だけですよ。
でも最後の方の、ラジオの人の

僕は・君たちが・好きだ。

というくだりと、バーの人の存在と、デレク・ハートフィールドへの愛情のだだもれっぷりのおかげで、この話の読後感は意外によかったです。不思議だ。

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