「暗号ミステリ傑作選」(R・ボンド編)

ソーンダイク博士の話が載ってる、というので図書館で借りてみました。
「文字合わせ錠」(R・オースチン・フリーマン)
ううむ。どうも暗号物って、ずがん!とくる話をまだ読んだことないんですよね。なんで分かったのかがよく分からなくて。
たとえそれが大大好きなソーンダイク博士の話でも、そこは譲れないのです。
分からんもんは分からんのんじゃ。

あと「龍頭の秘密の学究的解明」(ドロシー・L・セイヤーズ)はピーター卿の話でした。わーい、棚ボタ。
ピーター卿の甥のセント・ジョージ子爵が子供の頃の話のようです。

少年が戻ってきてみると、いつもシルクハットをかぶって気取ってばかりいると見ていたピーター叔父が、ハンカチ入れの引き出しから自動拳銃をとり出しているところだった。
その瞬間、ピーター卿が少年の目に、ただの優しい叔父さまから、栄光に満ちた偉大な英雄に神格化されていた。

ガーキンズ少年と一緒に私もどきどきしてました。あー「学寮祭の夜」を読み返したくなりました。

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