「乱鴉の島」(有栖川有栖)

有栖川有栖という作家は、本当にセンチメンタルな文章を書く人だと思います。
今回は特にそれが凝縮されたようでした。
理性では制御しきれない感情がテーマなのかもしれません。アリスもいつになくナーバスな感じでしたし。
(私、推理物好きな割に、推理部分ないがしろなんですよねえ。)

私はああいうお膳立て(?)みたいなのを周りの人にされることがだいっきらいなので、それに気づいたら逆に冷めちゃうよなあ、とハラハラしましたけどね。
私の感情は私が決めたいのです。

「おじさんは人を殺したいと思ったことがあってさ」に大爆笑でした。(す、すんません。笑いごっちゃないんですけどね、本当は。)

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