「終戦のエンペラー」

太平洋戦争末期の天皇の姿が、マッカーサーの指令を受けた軍人さんが調査する過程で、外堀を埋めるように浮き上がっていく物語でした。多分。
ネタバレで。

軍人さんは日本びいき、というより元カノが日本の女性で、その女性のことが大好きすぎてちょっとかわいそうだった。時代が悪かったとしか言いようがなかった。
もう少し前か後だったら普通に幸せになれていただろうに。
マッカーサーが握手した瞬間に天皇陛下がはっとするのが泣けた。
だってねえ。
誰からも握手を求められない。誰も自分と目を合わせない。そんな”特別”扱いですよ。そんなの自分がされたら嫌がらせとしか思えない。
そんななのに、戦争の責任は私個人にあるから、日本国民には背負わせないで欲しいとか言うんですよ。
泣いてまうやろ!
というわけで、ラストは泣きっぱなしでした。あああ。やるせなかった。

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