「アルゴ」

これは面白いと噂に聞いてたので、昨日のリベンジですよ!
そして、本当に面白かった!
カーター大統領の頃、イランから出国しそこねた大使館勤務の6名の米国人救出大作戦の巻。(←あらすじ。)(まじめにやろうよ。)
あ、これ実話を基にした話らしいです。
ネタばれー。

いやあ、本当に緊張しました。怖かった。ハラハラした。
当時のイランの事情もちゃんと説明されてたので、そこに住む人達の怒りも分かるだけに、余計に怖い。クレーンから吊るされている人だとか、誰が乗っているのか分からないままに車をばしばし叩く人達とか、誰かの写真をざきざきにするとか、よその国の国旗に火をつけるとか、一人を大勢で取り囲んで蹴りを入れるとか、もう怖い。集団怖い。国を問わず怖い。
本気で怖かったです。
でも、カナダの大使夫婦とか、そこに勤めている現地の家政婦さんとか、なんというか心の拠り所のような人達も確実に存在していてなんだか救われました。(大使夫婦も家政婦さんも無事国外脱出できたようでほっとしました。)
だけど、人がそのどちらになるかなんてほんとに運次第なんじゃないかという気がして、それがまた怖かったのです。
上司の人がありとあらゆる手段で、現地から脱出しようとするのを助ける姿が、もんのすっごくかっこよかったです。
映画人の人達もよかったなあ。どこか壊れてて、でもとても素敵だった。
主人公のCIAの人もすごく素敵だった。めっちゃイケメンだった。
飛行場の検問を通り過ぎるシーンとか、飛行機飛び立つまでとか、もう手に汗握るわ、心臓震えるわで大変でした。映画館出て、電車に乗るときもなんでだか無駄に緊張しちゃったりして。映画って本当にすごいな、としみじみりました。
ラストで、実際の人と役者さんが両方セットで登場するのですが、現地に取り残された6人が、キャストと実物似すぎてて笑った。キャスティングに力入れすぎだから!

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