「ツナグ」

好きな小説が映画化されたのを観るのは、「天地明察」でちょっと怖くなったのですが、それでもやっぱり観てみないと分かんないもんなーということで、観てきました。
いや、これ、いいですよ。すんごく丁寧に映画化されてます。
こんな丁寧に小説を映画化したやつ、私観たことないです。(観たことないだけだと思いますが。)
きちんとしてた。
小説そのまんまだと、そのまんまじゃないか!という感想を持つこともあるのですが、今回はそれがすごく好印象でした。
嵐さんの絶望と、そこで立ち上がる姿が美しかった。御園が嵐さんのコートに関する台詞を耳にして表情凍らすシーンもよかったです。
工務店のおじさんのと、彼女がいなくなった人の物語も、ベタっちゃあベタなんですけど、でも私ベタなの大好きなんだもん!
あとおばあちゃんの樹木希林がすんごくチャーミングでした。桃李くんがツナグになることを決めていく過程もよかったです。
これ、誰彼構わずオススメする映画ではないのですが、原作が好きでちょっと気になってる方には推したい感じです。

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