「探偵はBARにいる」
大泉洋主演のハードボイルド映画です。
前にダメ出しされたことがあったんですけど、やっぱり断言できる!大泉洋かっこいいよ!
高田くんも強くてぬぼーっとしてて眼鏡で車がポンコツで素敵でした。
日本ではハードボイルド映画って成立しないジャンルなのかと思ってたのですが、いやはや、ちゃんといけるということを知りました。すごくよかった。
私がハードボイルドに持っているイメージを、ことごとく踏襲していましたよ。
キザな台詞、やるせない気持ち、酒と煙草、いい女、謎、過剰な友情。
舞台は札幌。見たことのある景色が出てきてなんだかすごく楽しかったです。
探偵の名前が結局分からなかった。
以下は、ネタバレ感想。
高田くんは北大農学部の学生さんなんですが、空手か何かの師範代らしくて、猛烈にケンカが強いです。探偵も強いですけどね。
動物園のライオンの前で「たった一人の友達を失くしたくない」ていうシーンと、小樽から札幌に向かう電車の中で、もっとスピードを上げてくれ!と叫ぶ探偵と、だめ父ちゃんの家で探偵が暴れるシーンと、探偵が腕時計に添えられた手紙を読むシーンと、すすきのの灯りが七色に光るというシーンがよかった。
あと、謎の女は小雪だったんですが、小雪がキャスティングされてる時点で話は見えちゃう感じだったのですが、いやそれでも全然問題ナッシングでしたよー。よい。よすぎ。
彼女が最後に微笑みながら拳銃ぶっ放すシーンは、本当にかっこよかったし、ちょっと泣きそうになりました。
あと高田くんの、ラーメン屋で探偵見失ってから見つけ出すまでの焦燥感を想像して泣けた。生きて見つけられてよかったですね。あれ、探偵死んでたら、多分目に映るすべてのものを殺して回ってたように思います。リーサルウェポン。
鼻ピアスの人が、高嶋兄だと聞いて驚愕しています今。(訂正:弟だった。)