「つぐない」

マカヴォイ先生祭り第一弾。

あれですね、犯した罪はつぐなうことなんてできない、てことですね。
13歳の子どもに背負わせるにはあまりにも重いけど、許すにも重すぎる。
なんたるやるせなさ。
そのやるせなさを読者には背負わせないのが、ブライオニーのせめてものつぐないということなんでしょうかね。
怒りをあらわにするロビーがめちゃめちゃ怖かったけど、本当にあのシーンにいたら、静かに二度と自分の前には現れないでくれとだけ言われて、それはそれで厳しい怒りの表現なんじゃないかと思った。
怒ってる人が素直に怒ってくれないのは、取り付く島がない感じですよね。
監督は、この物語はハッピーエンドだって言ってたけど、それはあれかな、ブライオニー作の「つぐない」がそうだってことですかね。
解説で語られた「ハッピーエンドには力がある」(←多分こんな感じだった)という言葉がなんかぐっときました。

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