「home sweet home」(山田稔明)
一足お先に入手しました。聴いてます。
弦楽器のための作品集、と言いたくなるくらい、弦楽器の色んな音がキラキラしてます。美しい!
あちこちで全曲紹介されてるから、私の妄想披露大会は開催しなくてもいいかなあとも思ったのですが、「pilgrim」と対なのでせっかくだからまたやります。
例によって独断と偏見と妄想に溢れてるので、適当に流してもらえると嬉しいです。
1. harvest moon
意外に情熱的な詩と、うっとりするようなメロディラインと、軽やかに響く弦の音の絶妙なハーモニーが!(味っ子風に。)(←なんか色々と台無しなたとえ。)
「pilgrim」の「harvest moon theme」の日本語歌詞つき版です。今回収録されてほんとに嬉しいです。
2. 歓びの歌
ライブで聴いてたよりもぐっとシックにアレンジされて、ますますそのエールは強さを増してる気がします。
山田さんが山田さんの歌を歌ってくれるなら、私は私の場所で自分のことを頑張らないとなあ!という気になったり挫けたりしながらも頑張っていこうと思います。聴いた後の帰り道で、ささやかな決意に握りこぶしを握ってしまう歌です。
3. home sweet home
ポロンポロンと鳴らされる弦の音が美しいです。
ひとつずつ歳を重ねてきた今の山田さんだから歌える歌のような気がしています。(何様だ。)
4. クレールとノアール
私の中では、この歌の間中プーチンとマーチン(@ラーメンズ)が口をぱくぱくさせています。かわいい。
あと、リサとガスパールでもいいかもー。
太鼓の音が大好きです。
5. milk moon canyon
私の中ではこれ、グランドキャニオンです。行ったこともないのに。見たこともないのに。ちょっとキングの「ザ・スタンド」を思い出す感じ。(どんなだ。)
ええと、どちらもその世界が確かにあるように思えるところが似ている気がします。
6. glenville
ビバ!弦楽器!ペダルスチールの音が美しすぎます。
山田さんが吉祥寺在住のせいか、脳内映像は吉祥寺の街が浮かぶ、と思っていたのですが、こないだお休みの日に吉祥寺に行ったら死ぬほど人がいて、さびれた通りなんて冷やかせないことに気がつきました。どこの街なんだろうなあ、脳内glenville。
7. hanalee
ハープのような音がするんです。ふわりゆらりと歌う山田さんの裏声が美しくてうっとりしてしまいます。まるで夢のようだ。
8. 星降る街
寒い夜に書かれた歌、とのことです。冷たくてクリアな空気の匂いがするような気持ちになります。鼻の中まで冷えてきーんとするような。星が一番きれいに見えるのは冬の空ですもんね。冬の夜に、この歌を聴きながら流れ星を探したら、涙が滲んできそうです。寒くて。
9. sweet home comfort
ジャケットに黒猫の姿が描かれているせいか、私の中ではこの歌、人間の”僕”と黒猫の”僕”がそれぞれ見つけたsweet homeを詠う歌に思えてしまいます。(出た。妄想アワー。)
ただいにゃーと鳴くと「おかえり」と笑って迎えてくれる人間。と同時に「ただいま」とドアを開けるとおかえりーと鳴く猫。そんな光景が目に浮かぶのです。
ドラマ「三代目明智小五郎」で、明智さんと小林くんが声を合わせて推理をするシーンみたいに、二人の僕が声を合わせて歌っているのです。かわいい。
10.距離を越えてゆく言葉
昔も書いた気がするのですが、通信会社の人はこの歌をCMに使えばいいと思うのです。夕暮れと電信柱と社会人になりたての男の人(スーツ!スーツ!)とおばあちゃんと電話と。
テンポが抑えられたこととホーンが加わったことにより、ライブのときより夕暮れ感が5割増しです。実に素晴らしい。
(追記:2010/5/7)
「sweet home comfort」は聴いてると、ジャケットの人と猫のツインボーカルの絵が浮かんでいるのですが、Wの左右の人達でも絵になるなあと気付いてにんまりしています。
だめな大人ですいません。