「シャーロック・ホームズ」
いやあ、楽しかった!
トンデモホームズ譚を覚悟して行ったのですが、いやいやどうして、意外に原作を踏まえてる気がします。青山剛昌のコメントは正しかったのだなあと感心しました。
ネタバレしてるか考えるのがめんどいのでとりあえず隠します。(考えようよ。)
ワトソンがスーパー・ワトソンでした。ホームズの顔面をグーで殴るワトソンとか初めて見たし。かっこよかったです。端正だしアクションも決まってた。でも何よりホームズのことを大切に思っているところがいい。造船所でホームズを助けに飛び込んでくシーンは震えたー。爆破の直前に叫ぶシーンも。
ホームズは破天荒だけど愛すべきダメ人間なところとか手癖悪いところとか通常の人より少ない材料から起こったことを再構築できるところとかワトソン大好きなところとか、これって想像以上に原作に忠実なんじゃないかしらと思ったのでした。あーそういやホームズってこんな人だったなあって。(や、異を唱えたい気持ちも分かりますが!)
拳銃撃ちすぎるシーンとかもうすっげーかわいかったです。そう!なんかすげーかわいかったのですよ。ワトソンが「私がいなくっちゃダメなの!」みたいになっちゃうのも分かる気がした!でも馬車からベスト捨てちゃうとことかもうね、いいですねー。ワトソン超男前。キングオブ男前。
アイリーンは猫みたいでかっこよい人でしたねー。グーで男を殴り倒してるのが衝撃でした。
メアリーも男前でした。あっさり変装見破られてるのもよかった。
あ、もらった指輪はお前がはめるんかい!と思ったです。(よね?)(補足:2010/3/18 私の勘違いでした。ワトソンが指輪してたと思い込んでたんですよー。違った。(目まで腐ってるのか。))
レストレード警部もいい味出してましたね。
完璧にオカルト物っぽい感じだったのに、次々と推理物にひっくり返していくクライマックスが爽快でした。
モリアーティ教授との対決も観たいわー。マイクロフトも出たらいいなあ。