「空気人形」
http://d.hatena.ne.jp/fishingwithjohn/20091005
fishing with johnさんの日記を時々拝見しているのですが、読んだらこれはもう行くしかない!と行ってきました。ジョーさんも出てるらしいし。
のぞみちゃんがめちゃめちゃかわいくて、船で風を受けるシーンを観て、また髪を切ってパーマかけたくなりました。
切ない。とても切なくてそして、何て呼べばいいのか分からない気持ちになりました。
ええと、どこまでがネタバレだか分からないのでとりあえず隠します。
5900円てえらい安いな!とびっくり。
ラムネのビー玉がころころいう音とウィンドチャイムの音がきれいでした。
板尾の「めんどくさい」というセリフにどっきりしました。なぜなら最近同じ言葉を私もとある場所で発したばかりだったから。でもその後の「めんどくさいんはお前やのうて人間の方や!」にぐっと心を鷲掴まれました。
あと、おじいちゃんの「手の冷たい人は心が温かいそうだ」というセリフに涙がこぼれましたよ。ああー!おじいちゃん!
お父さん(ジョーさん)が優しく迎えてそして送り出してくれるところと、ハッピーバースデーを歌ってくれたところで泣きました。ええ泣きましたとも。お父さん!
ビデオ屋の兄ちゃんは、てっきり「空気を抜きたいんだ。僕の」(亡くした恋人の後を追う手助けをしてほしい的なこと←私内の勝手な設定)とか言うのかと思ったのですが、違った。普通に趣味でした。まあねー、空気を吹き込んでのぞみちゃんが膨らむところはなんだかとてもきれいですもんね。分からないではないですけどね。
最後に燃えるごみと燃えないごみになったのが切なかったです。どこまで行っても違うものなんだと言われてる気がして。でもタンポポの綿毛が飛んでいくシーンで、のぞみちゃんは、誰かと誰かを媒介する風になったんだなあと思ったら涙腺が一気に緩みましたよ。ぶわっと。
なんだか言葉にならない思いが胸の中にもやもやと漂う映画です。でも悪い気分じゃないのよねー。