データ移行顛末記

というか愚痴。

今回、リプレース(という名前のシステム作り替え)だったんですけど、古いシステムのデータの主キーが人の名前だったりしたんで大変だったのです。
だって、氏名の間に空白が入ってるか入ってないかとかその空白が半角か全角かで別物扱いですよ?漢字がちょっと違っても(例えば「渡辺」と「渡邊」とか)別物扱いですよ?
一致したものはプログラムで移行しましたが、一致しないのを全部洗い出して、仕方がないから目視確認で移行しましたよ。だって怖いじゃないですか。「山太 一郎」さんと「山 太一郎」さんがいたりしたら。多分いないけど。あと、昔一度リプレースかなんかしたらしく、外字使ってるところが軒並み表示されないし。なんだよ「・田 ・子」って。ちゃんと外字も移行しといてほしかった。
資料は残ってないし(前任の人に「一切ない」と言われた!)、古いシステム動かして確認しようと思ったらまともに動かないし、個人情報だから本番データは持ち出せないし、しんどい作業でした。救いはメインデータの件数が300件程度だってことぐらいですよ。あと仕様確認にお客さんが全面協力してくれたこと。仕様追加があったからってのもありますが。古いシステムの仕様をそっくり移行すればいいから打ち合わせ必要ないよね?とか言われてたら本気で死んでた。
たかだか10年前に作ったシステムなのに、この体たらく。でもそれ作ったのうちの会社だから、うちが責任持って移行するしかないっていうね。作った人はもう辞めちゃっていないから聞けないし。
もうそんなだから今回はちゃんと資料を作りましたよ。このシステム、あと30年近く動かす予定らしいので。ってそんな先だと私が生きてるかどうかもあやしいな。
小さい会社の作るシステムは、そういうところで手を抜いてるから費用が安いのかもしれないですね。つってもちょっと帳票のレイアウトを変えるだけで、ばか高い追加費用を取る某大企業みたいなやり方だと、多分もう仕事来ない。
で、でも。そういうところは手を抜いたらだめだと思う。少なくとも後の人が泣きます。うわん。「安物買いの銭失い」ってそういうことじゃないですか?「安かろう悪かろう」って私は嫌ですよ。

うわ、今日はほんとに愚痴だわ。

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